お墓の基礎工事(冬編)橿原市営香久山墓園と広陵町営石塚霊園での工事をご紹介します。

2023年2月17日 こんにちは!石昭石材店の代表の杉田です。今日は、朝出社の際はマイナス3℃で極寒でしたが、日中は日差しが強く、現場仕事をする上では快適な気候でした。明日も春のような温かい気候とのことなので期待しています。

話は少しだけ前になりますが、2月に入り車椅子テニスプレーヤーの国枝慎吾さんの引退会見が報道されました。世の中に車椅子テニスをひろめ、パラリンピックで金メダル4個、4大大会で優勝50回、世界ランキング1位のままでの引退は、あっさりした表情でした。幾度となく自信を無くし、挫折しかけたこともあったと思いますが、「俺は最強だ」を実現するための弛まぬ努力をし続けた国枝さんに脱帽です。お疲れさまでした。これからも、パラスポーツの発展のためのご活躍を期待し、私も人のために生きなければならないことを痛感いたしました。自分に出来る事を精一杯行うことに専念したいと思います。

 さて、今日、紹介させていただく内容は、冬期のコンクリート基礎についてです。ご存知のとおりコンクリートは気温に影響を受けます。冬の寒さや夏の暑さ、強風、日光など少々苦手のようです。夏の暑さでは25℃以上、冬は2℃以下になれば硬化作用に悪影響が生じます。まさに今の時期は冬期のその時にあたりますので、しっかりとした対策を行う必要があります。コンクリートがきっちりとした強度が実現できるように、しっかりと寒さ対策をしていますので紹介いたします。

まずは、墓地全体を掘削していきます。

砕石を敷き詰めて、突き固めていきます。

コンクリートの膨張から縁石を守るために収縮目地を挿入いたします。

水抜きや空気抜きを設けます。

コンクリートの表面に排水勾配を確保しながら平滑に仕上げていきます。

現場清掃をしっかりと行い、周囲に目を配ります。

石碑を支える基礎石を取り付けていきます。

配置および水平状況のチェックを行います。

基礎のコンクリートが打ち終わりました。ここからがコンクリートを寒さから守る作業です。

ドロドロの状態のコンクリートの上に構造用合板を敷きならべます。

その上から毛布を2重に被せます。

さらに、その毛布の上にシートを被せ、寒さと風の対策をいたしました。

1日経過後、それらの養生を外して、硬化に必要な水を充填していきます。

これから下は橿原市営香久山墓園の2件の工事です。

その1

コンクリートを打って一晩はこの状態で養生します。

その2

コンクリートは水で化学反応し固まっていく水硬性がありますので、十分に固まるために水を与える必要があります。このように、私達は長い年月にわたりお墓を支える基礎を、より賢固な状態にする施工、管理をしています。お墓が出来てしまえば隠れて、分からなくなってしまう基礎だからこそ、私達を信頼していただける、任せて頂けるよう力を入れています。石昭石材店はお客様とご一緒により良いお墓を作ってまいります!

石昭(いししょう)石材店  杉田
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